MAC

MacBook Neo登場 | ついに発表、5桁のMacBook

MacBook Neo登場 | ついに発表、5桁のMacBook

2026年3月4日、Appleは新しいエントリーグレードのMacBookとして、「MacBook Neo」を発表した。MacBook Airとの比較などを見ながら、この発表を振り返る。

概要

現在怒涛の3日連続発表中だが、その中でも「トリ」を飾る目玉となったのが、全く新しいMacBook Neoだ。MacBook Airよりも安価なエントリーモデルとして位置付けられており、Mac史上で初めてiPhoneと同じAチップを搭載した。

MacBook Neoという名称が名付けられた。Neoというのは新しいのようなニュアンスのある語だ。最安のものとしてはiPhoneのeシリーズや、Apple Watchなどで現在も採用されているSEシリーズのようなネーミングが従来あったが、今回はNeoという語が新たにシリーズ名として採用された。

A18 Pro

前述した通りiPhone向けのAチップを採用しており、このA18 Proチップは一昨年秋のiPhone 16 Proと16 Pro Maxに採用されたチップだ。iPhone向けという言葉からすると非力なようにも聞こえてしまうが、実際はMac向けチップであるM1に匹敵する性能を誇るだけでなく、 AI処理をするNeural EngineはM4チップとほぼ同等のものが積まれている。もちろんApple Intelligenceにも対応しており、事務的な作業が中心であればなんら問題はない。

2020年秋モデル以降のMacに搭載されているMチップ自体がiPhoneやiPad向けに開発されたAチップをベースとしており、ARMのアーキテクチャは何も変わらない。実際、iPadはAチップモデルとMチップモデルが並行して存在しており、問題なく共存していることからも分かる通り、設計上のハードルは存在しないと言っていいだろう。
今回設定されているモデルはメモリが8GB固定であり、ストレージも256GBと512GBという2段階しか選べないことから、ライトユーザーに向けた製品であることは疑いようがない。もちろん、Mチップと比べるとメモリのバス幅が小さい点など気になる点があるのは事実だが、M4の性能は多くの人にとってオーバースペックになってしまうことから、普及機としてのポジショニングを考えると充分と言えよう。

Appleは、Core Ultra 5を搭載したWindowsの「ベストセラーPC」と比べても日常業務において50%、高負荷作業においてはオンラインAIワークロードで3倍、写真編集においては2倍など上回っていることを強調している。

デザイン・外見

可愛い。可愛い。とても可愛い。

外見的な特徴では、やはりそのカラフルな色展開が目を引く。iMacや無印iPadなどを彷彿とさせるようなシルバー、ブラッシュ、シトラス、インディゴのカラーであり、エントリー機らしい楽しい色合いが採用されている。もちろん、シルバーも用意されているためシチュエーションに合わせて「真面目寄り」な色も選べる。

キーボードのカラーはそれぞれの筐体に合わせられたパステル調の色で、バックライトは省かれている。iPad ProやAirのMagic Keyboardに対するMagic Keyboard Folioの関係性と同じで、暗いところでまで作業をしたい層はターゲットではないという思惑もあるのだろう。

ディスプレイに目をやると、ノッチのない旧来型のデザインである点に注目できる。MacBookのノッチはメニューバー領域に設定することで作業の邪魔をしないというアイディアだったが、全体的にこのMacBookはベゼル幅が太いからかデザイン上大きく気になりはしない。その輝度は500nitsと、MacBook Air (M5)と同じであることから、屋外での見やすさには大きな問題は生まれないだろう。

色表現については、P3広色域に非対応であったり、True Toneテクノロジーが非搭載であったりと細かい差が生まれているが、これについてもMacBook Neoの客層を考えた時に不要と判断されたのだろう。MacBook NeoはsRGBの色域だ。

サイズは13.0インチで、MacBook Airの13.6インチと比べると少し小さいが、もちろんその分筐体も小さい。一方、厚みに関してはAirの1.13cmに対して1.27cmと若干分厚くなっている。そのため重量についてはAirとも変わらないため、Airの名称も面目を保った格好だ。

バッテリー

MacBook Neoはビデオストリームで最大16時間の持続時間であるとしている一方、M5を搭載したMacBook Airは18時間としている。A18 Proチップとの間に効率性の差こそあるが、MacBook Neoが36,5Whに対してMacBook Airは53.8Whとかなり大きなバッテリーを積んでおり、この観点についてはMacBook Airに大きく軍配が上がるだろう。

特に筐体の重量が変わらなかった点もあるため、もう少し積んでも良かったのでは、と思ってしまうのが正直な意見だ。

付属の充電アダプタは20Wのものとなっている。昨日の発表においてMacBook Airは40Wダイナミックアダプタを搭載したが、その半分の速度の充電速度となっている。前述したようにバッテリー容量が小さいことも加味された結果でもあるだろう。

その他の注意点

昨日発表されたMacBook AirはN1ワイヤレスチップを搭載しており、Wi-Fi 7に対応していたが、このMacBook NeoはWi-Fi 6Eとなっている。

側面のポートについて、MacBook AirはThunderbolt 4ポートを2発搭載している。しかし、AチップはThunderboltチップを搭載してないことから、最速USB 3.2 Gen.2のUSB-Cポートとなっている。さらに、見た目上はAirと同様に2発のUSB-Cを搭載している一方で、もう1発はUSB 2.0の480Mbps Maxとなっている。チップの制約上仕方がないことではあるが、1発を充電、もう1発を外部アクセサリなどに利用するのが順当に便利な使い方となるだろう。

MacBookでは、Touch Barの時代から伝統的にDeleteキーの上にTouch IDセンサーがついていた。このMacBook NeoもTouch IDが当該箇所についている画像が宣伝にも使われているが、512GBストレージを搭載したモデルのみである点には注意が必要だ。

512GBモデルには右上にTouch IDセンサーが搭載されている。

価格

タイトルにもつけたように、このMacBook Neoは日本円でも5桁に収まったことが最も重要な点だ。米国価格にして599ドル、一昨日に登場した最安iPhoneであるiPhone 17eと変わらない価格だ。実質ドル円設定レートも151円台であり、米国内においても物価高でありさらに円安でもある情勢下で、この価格設定をしたことはかなりの高評価だ。

前述した数字は256GBのモデルであり、Touch IDを搭載した512GBモデルは114,800円となる。そして、学生教職員ストアにおいては、256GBのスタート価格で84,800円、上位の512GBモデルにおいても99,800円と5桁だ。

184,800円からスタートとなっているMacBook Airのおよそ半分の価格であり、非常にお求めやすい。

余談として恒例のSKU話をすると、4色2ストレージ構成で8SKUとMacにしてはかなり少ないSKU数となっている。

総括

この記事中ではMacBook Airとの比較を中心に書いたためどこが劣っている、という見え方になってしまうが、それもそのはずであり、半額であるということを考慮すると十分なスペックを持っているだろう。

ファーストMacBookとしてはiPhoneと同じスタート価格であることから非常に勧めやすい。見た目の可愛さも相まって、従来のMacBook Airなどからの以降ではなくMacを使ったことないような学生であったり、macOSを体験したことのない他OSユーザーに向けたエントリーとしては価格的にも最高の立ち位置になっているだろう。

iWander編集部

COMMENTS

コメント

0件
コメントを読み込み中…

    メールアドレスは公開されません。コメントは承認後に表示されます。

    ← 記事一覧にもどる